現在、屈折異常の治療には、エキシマレーザーが用いられています。
エキシマレーザーは、1976年にアメリカのIBM社によって開発されました。エキシマレーザーの当初の使用目的は、半導体の基盤加工に応用するためだったのです。1983年に、エキシマレーザーの高い精度が生体に応用できないかとという考えが持ち上がりました。
そこから動物実験がはじまり、角膜に熱による変性を起こすことなく切除できるということが確認されました。そして1985年から、エキシマレーザーが人の乱視や近視の矯正手術に使われるようになったのです。
エキシマレーザーは、アルゴンとフッ素ガスを反応させたときに出る紫外線をもとに作られています。
エキシマレーザー(コールドレーザー)が屈折異常の治療の主流
エキシマレーザーのもつ高い光エネルギーによって、角膜組織の分子の結合を切り離します。そしてガスにまで分解してしまいます。
エキシマレーザーの波長は、角膜組織でほぼ吸収されてしまいます。だから、角膜を通してその下にある水晶体などには届きません。
また、エキシマレーザーは熱や衝撃波をほとんど発生させません。だから別名「コールドレーザー」とも呼ばれています。
この安全性の高さで、エキシマレーザーは屈折異常治療の主流になりました。
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